CLAに限らず、メルセデスベンツのほとんどの車種でMP202202モデルで仕様変更・価格見直しがなされます。
お知らせ(2021年12月28日)
本ページの情報は現行モデル(MP202201)の内容です。
The CLA Coupé (mercedes-benz.co.jp)
次期モデル(MP202202)では、半導体供給不足に伴う生産制約(Mercedes-AMGモデルを除く全車にてメモリー付フルパワーシート廃止)を含め、仕様・装備・メーカー希望小売価格を変更致します。
フットトランクオープナーやシートベルトのプレテンションはすでに廃止されていますが、シートも手動になります。
しかし!
MP202202の仕様がハッキリしているのはC-Classだけ...
もう2022年3月で、もうじき桜が咲きます。
他の車種の新仕様はMP202203かMP202204になるのではないでしょうか。
この原因である半導体不足と、解消されるのはいつかを調べてみました。
半導体不足の原因
ビジネス出版物、ネット検索、ベンツのサービスマンにヒアリング、実際調べてみると驚いたのですが情報元によりけっこうバラバラ。
こんなに世界中の産業に影響が及んでいるにもかかわらず、「これです」というのが特定されていない、人により言うことが同じではないのです!
例えば、ある程度信頼がおける日経とか毎日新聞だと以下のような感じです。
半導体、世界でなぜ不足?: 日本経済新聞 (nikkei.com)
今なぜ世界で「半導体不足」なのかのナゾを解く | 週刊エコノミスト Onlineから
他の情報ソースもあわせて要約すると以下の2点でしょうか。
- 半導体需要の伸びに比例して供給側の設備投資がされてこなかった
- 米中貿易摩擦による対中制裁に端を発した半導体流通ロジスティクスの混乱
半導体需要の伸びについてはコロナ禍によるITデバイス需要とか、自動車のEV化とか、論じる人の情報背景により様々です。
でも、不思議ですよね。
需要が伸びるのなら、増産するんじゃないの?
って思いませんか?
半導体不足はいつ解消されるのは2022年6月頃か?
原因がイマイチ腑に落ちない不思議な状況ですが、この半導体不足はいつ解消されるのでしょうか?
こと自動車産業界で使用される半導体については2022年6月説が有力なようです。
ワクチン製薬会社と各国政府との交渉のように、枠の確保がある程度見通せるようになるのが6月からだということのようです。
その根拠は、半導体製造側の製造ラインの新規増設と、自動車産業側の発注の確約とのことです。
まぁ、半導体の原材料がないわけではないので、製造ラインの増設・稼働が始まれば何とかなるのかもしれません。
ただ、ここから先は推測ですが、半導体確保のために、割高で発注することが想定されます。
メルセデスベンツは、自社専用半導体(SoC)の使用率が高いので、本当に買いたいと思えば言い値で購入せざるをえません。
結果として車両本体価格の値上がりに直結すると思います。