メルセデス・ベンツの「青」スペクトラルブルーの謎

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スペクトラルブルーって何?

メルセデス・ベンツの青いボディカラーというと

  • デニムブルー
  • カバサイトブルー

などが思い浮かびますが、最近はスペクトラルブルーが目立っています。

2022年に発売された新型CLSではスペクトラルブルーのCLSの画像オンパレードでした。

新型CLS

新型Cクラスでも有償オプションで設定されています(AMG仕様では無償扱い)。

そして新型CLAでも新たに設定されるようです(日本に導入されるかは不明)。

nun erhältlich in der neuen Metallic-Lackierung Spektralblau.

どうやらメルセデス・ベンツとしては一押しの「青」のようです。

ではいったいスペクトラルブルーとはどういう青色なのでしょうか?

CLAのボディカラー

2023年2月時点の現行CLAで用意されているボディカラーをおさらいです。

ソリッドペイントの1色とメタリックペイントの7色の合計8色です。

ソリッドペイント

  • ポーラーホワイト

メタリックペイント

  • サンイエロー
  • デジタルホワイト
  • コスモブラック
  • デニムブルー
  • イリジウムシルバー
  • マウンテングレー
  • パタゴニアレッド

過去はサンイエローが無償でしたが、現在では有償オプション(34,000円)となっています。

メタリックのモハーベシルバーが消えて、パタゴニアレッドが追加されています。

ちなみにCLAでは、メタリックは90,000円、パタゴニアレッドのみ123,000円の価格設定がなされています。

現行のCLAの青色はデニムブルーのみです。

現行CLA(デニムブルー)

青と言っても「カルフォルニアの青い空」のような青ではなく、落ち着いた青です。

デニムという名前から想定されるように藍色系です。

スペクトラルブルーとは

新型CLS

そこでメルセデス・ベンツのスペクトラルブルーですが、デニムブルーに比較すると紫系にシフトした青色という印象です。

そしてメタリック塗装であるので、見る角度、周囲の明るさで微妙に色合いが変化します。

デニムブルーより深い青(紫)に変化して美しさと深みを感じられます。

スペクトラルブルーとスペクトラムブルーは何が違うのか?

デザイン関係や印刷関係の仕事をされている方ならすぐに

「スペクトラルブルー?スペクトラムブルーの間違えじゃない?」

と思われるハズ。

かくいう自分もただ言い方が違うだけで同じ色であると思っていました。

が、

  • スペクトラルブルー: spectral blue(ドイツ語ではspektral blau)
  • スペクトラムブルー: spectrum blue

ありゃ、違うじゃん!です。

色の場合、カラーコードで厳密に定義されているので数値で判断できますがメルセデス・ベンツのスペクトラルブルーの数値が不明なので何とも...

私見:スペクトラルブルーとスペクトラムブルーは同じような青

個人的に悩んだ結果、

ソリッドでみれば、ほぼ同じ色合いで紫系の青

メルセデス・ベンツのスペクトラルブルーはメタリック塗装なので、青から紫に周囲環境で変化して見える青

となりました。

皆様も是非メルセデスのショールームや屋外展示場で実車をご確認ください。

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